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NetHack 5.0 日本語化非公式プロジェクト

NetHackJPは、ローグライクゲームの金字塔 NetHack5.0 を日本語で快適にプレイできるようにすることを目的とした非公式プロジェクトです。(対象OSはWindowsとUbuntu(WSL)のみ)

GUI版 Nevanda_5.0.0_32x32タイル使用 2026-06-14_16h55_40 コンソール版。`OPTIONS=windowtype:curses,align_message:right`指定 2026-06-04_20h10_10 コンソール版 2026-06-02_05h25_26

🎮 プレイヤー向け情報(ゲームの始め方)

さっそくダウンロードしてNetHackを日本語で遊んでみてください!

1. 導入手順

ゲームをプレイするには、GitHubのReleasesページ からビルド済みのZIPファイル(Windows用およびLinux用)をダウンロードしてください。

※Android版をプレイしたい場合はGoogle PlayのDartHackのページからインストールしてください

※最新の開発版をプレイしたい場合はご自身でビルドする必要があります(ビルド方法は後述の「開発者向け情報」を参照してください)。

Windows版 NetHackJP起動手順

※参考 : NetHack 5.0.0 Windows Port

  1. ダウンロードしたZIPファイル(NetHackJP-5.0.0-*-windows.zip)をすべて展開してください。 (※ZIPファイルの中にファイルがある状態で実行ファイルを起動しないでください)

  2. 必要であれば、ご自身の環境に合わせてNetHackの設定ファイルを編集してください。 NetHackに関連するフォルダの場所と名前は、次のコマンドで確認できます。

    nethack.exe --showpath

    設定は .nethackrc を編集してください。一度NetHackを起動すると、nethackrc.template からコピーされて自動作成されます。 その後、作成された %USERPROFILE%\NetHackJP\.nethackrc を編集してください。

  3. 次のどちらかのファイルを起動してください。

    • NetHack.exe (コンソール版)
    • NetHackW.exe (GUI版)

Linux版 NetHackJP起動手順

  1. GitHubのReleasesページ から最新の NetHackJP-5.0.0-*-linux.zip をダウンロードしてください。

  2. ターミナルでZIPファイルを解凍し、展開されたフォルダへ移動します。

    unzip NetHackJP-5.0.0-*-linux.zip
    cd NetHackJP-5.0.0-*-linux
  3. 必要に応じて実行権限が付与されているか確認・付与してください。

    chmod +x nethack nethackW nethack.bin
  4. 次のどちらかのスクリプトを起動してください。

    • ./nethack (コンソール版 TTY / ncurses)
    • ./nethackW (GUI版 X11 - 黒背景・白文字表示)

※ GUIモード起動時に日本語や墓石の文字が白四角(豆腐文字)で表示される場合は、環境に日本語 CJK フォントパッケージを導入してください(例: sudo apt update && sudo apt install -y fonts-noto-cjk)。

Linux X11 GUI 版で fcitx5 / ibus による日本語入力を有効にするには

WSL / Linux で X11 版(./nethackW)を起動し、#名前 #記念碑 #虐殺 等で日本語を入力する場合、別途 XIM(インプットメソッド)サーバの設定が必要です。

  1. fcitx5 環境(Ubuntu / Debian 系の現行デフォルト)の場合:
    sudo apt install fcitx5 fcitx5-frontend-gtk3 fcitx5-modules
    # ~/.bashrc に追加(ログインシェルでも確実に効くよう ~/.profile にも)
    export GTK_IM_MODULE=fcitx
    export QT_IM_MODULE=fcitx
    export XMODIFIERS=@im=fcitx
    export SDL_IM_MODULE=fcitx
    fcitx5 -d
    # WLSの場合は fcitx5 --disable=wayland -d
  2. ibus 環境(従来の Ubuntu):
    export GTK_IM_MODULE=ibus
    export QT_IM_MODULE=ibus
    export XMODIFIERS=@im=ibus
    ibus-daemon -drx
  3. X11 版を起動:
    XAPPLRESDIR=./playground ./playground/nethackW
    起動直後に stderr に XIM: connected to input method と出れば fcitx5/ibus との接続に成功。XIM: XOpenIM failed と出る場合は上記環境変数やデーモンの起動状態を確認してください。

※ 起動時に XIM: XOpenIM failed ... falling back to XLookupString (ASCII only) と表示された場合でも、英語/ASCII の入力は動作します。fcitx5 を起動後に新しいターミナルで起動してください(既存ターミナルでは ~/.bashrc が読み込まれません)。

  • .nethackrc に設定できる各種オプションやゲーム内容に関する説明は、Guidebook_JP.txt を参照してください。

2. 日本語入力と対応機能

Windows版およびLinux(X11)版では、ゲーム内での日本語入力・表示に対応しています。以下の項目で日本語と英語のどちらも使用可能です。

  • 主人公キャラの名前
  • アイテムやモンスターへの命名(名前付け)
  • 階層ごとのメモ
  • 「願い(wishing)」の指定
  • 「虐殺(genocide)」の指定
  • データベースの検索
  • その他いろいろ

3. タイルセット(画像)で遊ぶ

NetHack はテキスト(ASCII文字)だけでなく、美しいグラフィック(タイル)でプレイすることも可能です。

※NetHack 5.0対応のタイルセットを使用する必要があります

Windows版 設定手順

  1. 好みのタイルセットをダウンロードし、BMP形式に変換します。
  2. .nethackrc を開き、以下の例のように設定を追記または修正します。
    OPTIONS=map_mode:tiles
    OPTIONS=tile_file:Nevanda_5.0.0_v2_32x32.bmp
    OPTIONS=tile_width:32
    OPTIONS=tile_height:32
    • tile_file: 使用する BMP ファイル名(または絶対パス)を指定します。
    • tile_width / tile_height: タイルのピクセルサイズ(例: 32x32 なら 32)を指定します。
タイル画像の配置場所
  • 相対パスで指定する場合、実行ファイル(NetHack.exe / NetHackW.exe)と同じフォルダに置くのが確実です。
  • サブフォルダに置く場合は OPTIONS=tile_file:tiles/your_tiles.bmp のように相対パスで指定できます。

Linux (X11 GUI) でのタイルセット変更手順

Linux版 (X11 GUI) でグラフィックタイル表示を利用する場合のカスタム手順です。

  1. ファイル名固定仕様 (x11tiles): X11 ポートで読み込まれるタイル画像ファイル名は x11tiles (XPM形式) に固定されています。
  2. タイルセット画像の変更手順: お好みの XPM 画像を用意し、ファイル名を x11tiles に変更して、実行ディレクトリ(解凍したフォルダ内)の既存 x11tiles に上書き・置換します。
  3. タイルサイズの自動判定: NetHackJP の X11 ポートは画像から 1 タイルのセルサイズ(16x16, 32x32 等)を自動判定します。設定ファイルでのサイズ固定指定は不要で、高解像度タイルを配置するだけで自動適応されます。
  4. 設定ファイル (.nethackrc) 例:
    OPTIONS=windowtype:X11
    OPTIONS=map_mode:tiles

4. 効果音(サウンド)を鳴らす

NetHackでは、ゲーム内のメッセージに合わせてお好みの効果音(WAVファイル)を鳴らすことができます。

設定手順

  1. 効果音として使用したいWAVファイルを用意し、任意のフォルダ(例: sounds)に配置します。
  2. .nethackrc を開き、以下の設定を追記または修正します。
    # 効果音ファイルが置かれているフォルダの絶対パスを指定します
    SOUNDDIR=C:\path\to\NetHackJP\sounds
    
    # SOUND=MESG "メッセージの正規表現" "ファイル名" 音量(0-100)
    SOUND=MESG "(ド♪)" "se_squeak_C.wav" 100
    SOUND=MESG "地雷が爆発した[!!]" "sepack/sepack_12_damage_floor.wav" 100
    SOUND=MESG "は(上|下)の階へ逃げた[!!]" "sepack/sepack_23_escape.wav" 100
    • SOUNDDIR: WAVファイルが格納されているベースとなるディレクトリを指定します。
    • SOUND=MESG: メッセージに対する効果音のマッチング設定です。
      • "メッセージの正規表現": ゲーム内で表示されるメッセージ(正規表現が使用可能です)。
      • "ファイル名": 再生するWAVファイル名(SOUNDDIR からの相対パス)。
      • 音量: 0〜100 の数値で指定します。

5. GUIモードのレイアウトカスタマイズ (NetHackJP独自機能)

GUI版(NetHackW.exe)では、ステータスウィンドウやメッセージウィンドウの配置とサイズを自由にカスタマイズできます。特にステータスウィンドウを左右に配置した際、項目を縦に並べて表示する機能が追加されています。

設定手順

.nethackrc を編集して以下のオプションを組み合わせます。

  • ステータスウィンドウを縦並びにする OPTIONS=align_status:left (または right) を指定すると、ステータス項目が縦1列に並びます。 ※HP/最大HP、魔力/最大魔力、レベル/経験値は自動的に同じ行にグループ化され、見やすく表示されます。

  • ウィンドウサイズを個別に指定する 以下の専用オプションを使用して、メッセージウィンドウとステータスウィンドウのサイズを独立して設定できます。

    • msw_msg_cols / msw_msg_rows: メッセージウィンドウの幅(列)/ 高さ(行)
    • msw_stat_cols / msw_stat_rows: ステータスウィンドウの幅(列)/ 高さ(行) ※従来の term_cols / term_rows も使用可能ですが、複数のウィンドウで異なる値を設定したい場合は上記の専用オプションを使用してください。

設定例

# メッセージウィンドウを上側に6行分で表示
OPTIONS=align_message:top,msw_msg_rows:6

# ステータスを右側に幅15文字分で表示(縦並び)
OPTIONS=align_status:right,msw_stat_cols:15

設定例が .nethackrc(または nethackrc.CUInethackrc.GUI)に記載されていますので、そちらも参考にしてください。その他の詳細なオプション等については Guidebook_JP.txt を参照してください。


6. セーブデータ一覧画面の表示とロード(NetHackJP独自機能)

ゲーム起動時に、セーブファイルが存在すればファイル一覧を表示し、その中から選択してゲームを再開できます。

名前を入力する際に空入力(Enterを押すだけなど)を10回繰り返すと、セーブファイル一覧が表示されます。

また、セーブデータから職業、種別、性別、属性を読み取るようにしました。オリジナルでは名前だけしか読めない場合があったのを暫定処置的に修正しています。なお、オリジナルがこの処理を変更・修正されればそれに追従する予定です。詳細はDEVELOPMENT.mdに記載しています。


💖 プロジェクトの支援について

このプロジェクトは個人によって開発・保守されています。 もし本プロジェクトが気に入ったり、今後の継続的な開発を応援したいと感じていただけた場合は、 任意の支援(チップ)をいただけると大変励みになります。

Sponsor satokiyon

※開発活動への支援は上記のボタンや本リポジトリの「Sponsor」ボタンから行えます。


🛠️ 開発者向け情報 / 翻訳方針 / リポジトリ運用

開発者ビルドの手順、オブジェクト名ローカライズ方針、翻訳時のポイントやGit運用メモなどの開発者向けの情報は、DEVELOPMENT.md を参照してください。


⚖️ ライセンス

本リポジトリは、オリジナルの NetHack 同様、NetHack General Public License に準じます。 ライセンスに関する詳細な情報は以下を参照してください。


他の翻訳プロジェクト

  • JNetHack: 言わずと知れたNetHack日本語版の偉大なる総本山
  • NetHack-wasm-webUI: ブラウザでプレイできる。日本語はリアルタイムに翻訳(変換)して表示している。
  • NetHack-brass: 3.4.3ベースを日本語化してさらにいろいろ改造したもの
  • NetHack-cn: NetHack中国語版
  • …他にあれば追記する

NetHack攻略情報


NetHack派生プロジェクト

  • NetHack学習環境(NLE): NetHackを強化学習対象とするためのインターフェース
  • nethack-mcp: 生成AIがNetHackをプレイするためのMCPサーバ
  • NetHack-electron: electronでリッチなUIを実装
  • …他にも見つけたら追記する

NetHack 5.0 の詳細については、README または README.JP を参照してください。